ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 会話集 後編
会話集
5章】 【6章】 【7章】 【8章】 【9章


9章

  1. 9章


    ず、ずずう〜ん。ごごご・・・・・・・・。
    ほねになってしまった りゅうが
    つちけむりをたてて、おちていきます。

    ひかり「きゃあ〜!やった!」

    どんべ「ざまあみろ〜っ!
        あはははは・・・・・・・・」


    ひかり「ありがとうどんべ
       「「これでせかいは すくわれたわ」

    どんべ「おじいさんとおばあさん
        はどうなったんだろう?」

    ひかり「わたし、ふたりに
       「「あったわ。いまごろは むらへかえって
       「「いるはずだわ・・・・・・・・」

    おはな「どんべさん、だいじな
        ときに たすけられなくてすみません」

    どんべ「まあ、いいさ」

    まつのすけ「おいらは だいかつやく」

    りんご「なわをはずしただけじゃ
         ないか」

    まつのすけ「おまえだって においを
          「「かいだだけじゃねえか!」

    どんべ「おっ!けんかなら
        かうぞ!」

    ひかり「さあ、おにがしまから
       「「にげましょう。たまをふうじたから
       「「すぐに しずむわ」

    どんべ「よし。まず うみまで
        でて・・・・・・・・おはな、ひくいところなら
        とべるかい?」

    おはな「ええ、なんとか・・・・・・・」

    どんべ「よかった。それじゃ
        いこう」

    みんなが あるきはじめたとき しまが
    おとをたてて ゆれはじめました。

    ひかり「じしんよ!はやく!」

    どんべ「いや、まて!これは・・・・・・・・
        これはちがうぞ!」

    「ぐわあ〜っ!ぎゃあ〜っ!」

    りゅうです!ほねのりゅうがまだいきて
    いたのです!

    どんべ「このやろ〜っ!」

    ひかり「どんべ〜っ!」

    どんべは りゅうのあたまに
    とびのりました。

    どんべ「うわあ〜っ!」

  2. 使う 刀

    りゅうのうごきの すきをみてかたなを
    ぬき りゅうのひたいめがけて
    つきさしました。

    竜「ぎゃあ〜っ!」

    よりはげしくあばれだしました。
    どんべは ひっしで かたなに
    しがみつきました。

  3. 人替える

  4. 話す おはな

    ひかり「おはな!あそこまで
       「「とべない?」

    おはな「すみません。ちかくまでなら
         いけそうですが、ちょっと・・・・・・・・」

    ひかり「ちかくまででもいいわ」

  5. 移動

    ひかり「どんべを
       「「たすけて」

    みんなは おはなのせなかにのって
    とびたちました。

  6. 移動

    ひかり「おはなっ!もっと
       「「はやくっ!」

  7. 使う 首飾り

    くびかざりをたかくかかげました。
    おっ!あのひときわ あかるくかがやく
    ほしは!ひのえさまです。

    ひかりよ、ごくろうだった。
    よくぞここまできた。
    よろしい、わたしもちからをかそう。

  8. 人替える

  9. 移動

    どんべは かたなからてをはなし
    ました。

    どんべ「あ〜っ・・・・・・・・・・」

    ひかり「どんべ〜っ!」

    やわらかいおはなのはねがどんべ
    のからだを うけとめてくれました。

    ひかり「だいじょうぶ?」

    どんべ「うん!ありがとう!」

    ぴしゃ〜ん!がらがら!

    竜「ぎゃあお〜っ!」

    ひかり「みてっ!」

    どんべ「おおっ!」

    どんべのさした かたなに
    かみなりが おちて りゅうを
    ちょくげきしました。

    竜「ぐわ〜っ!」

    ひかり「ひのえさまの
       「「いなずまだわ!」

    ひかり「ばらばらになったわ」

    どんべ「これで あんしん
        だろう」

    ひかり「さあ にげましょ」

    ごごごごご・・・・・・・・。

    どんべ「いそげ」

    ごごごごご・・・・・・・・。

  10. エンディング

    どんべ「ところで なぜ ほねの
        りゅうがうごいたんだろう?」

    ひかり「あんこくのけしんの
       「「おんねんがのこっていたのか、とらわれ
       「「たひとたちの たましいのじゃしんが
       「「たまっていたのか・・・・・・・・。わたしには
       「「わからない・・・・・・・・。」

    ごごごごご・・・・・・・・。

    どんべ「しかし、おしいなあ」

    ひかり「おしいってなにが?」

    どんべ「おにのしまだから
        たからものでもあったんじゃないか」

    ひかり「ばかね、すこしだったら
       「「わたしが りゅうのみやへかえるときに
       「「もってこさせるわ」

    どんべ「え?かえるってりゅうの
        みやに〜っ?」

    ひかり「そうなの・・・・・・・・。さみしい
       「「けれど おじいさんとおばあさんに
       「「よろしくいってね」

    どんべ「もう、あえないの?」

    ひかり「また いつかあえるわよ
       「「やっと わたしたちのたびもおわりね」

    どんべ「ひかり・・・・・・・・
        ほんとにかえらなくちゃならないの
        かい?・・・・・・・・・・・・」

    ひかり「ええ・・・・・・・・・・・・」

    どんべ「ぼくもいく!」

    ひかり「だめよ。おじいさんと
       「「おばあさんは どうするの?
       「「それにふつうのにんげんは はいる
       「「ことができないのよ・・・・・・・・・・・・。
       「「きもちは うれしいけど それは
       「「できないわ・・・・・・・・・・・・。
       「「八ねんかんほんとうにたのしかったわ
       「「だいじょうぶ。あなたなら つよく
       「「いきていけるわね みすた〜うらしま」

    どんべ「えっ・・・・・・・・・・・・」

    ひかり「あっ!みてみて!しまが
       「「くずれるわ」


    ・・・・・・・・というところで わしのはなしは
    おわりじゃ。わしのしってるのは
    ここまでじゃ。
    さいごまで はなしをきいてくれて
    わしはうれしいぞ。
    じゃ、またどこかであおうな。
    さらばじゃ。

  11. スタッフロール

    制作

    山内溥


    脚本

    菱田達也


    進行

    加藤圭三


    デザイン

    清水一伸
    桜井邦子
    西川佳孝


    技術

    清水隆雄


    プログラム

    橋下友茂
    亀山雅之
    梅田賢司


    音楽

    近藤浩治
    阪東太郎


    演出

    菱田達也


    監修

    宮本茂


    制作 著作

    任天堂

□ END □