ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 会話集 後編
会話集
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6章

  1. 6章


  2. 場所移動 明神駅

    みょうじんえきです。

    むらびとが さわいでいます。

    男A:みたんじゃ! わしは キクさんを
    男A:みてしもうた! ほんとうだで!

    男B:えっ?! わしも ゆんべ このめで
    男B:みた! ありゃ ぜったい キクさんじゃ!

  3. 呼ぶ 駅員

    駅員:あっ、 あなたですか
    駅員:むらびとたちの ようすが へんなんです。
    駅員:キクさんを みたっていう ひとが
    駅員:きゅうに ふえちゃってるんですけど・・・

    マイク:?!・・・・・・

  4. 聞く キクの事

    駅員:ふしぎなことに キクさんを みたっていう
    駅員:じかんが だいたい みんな おなじような
    駅員:じかんなんです。
    駅員:いったい なにを みたんでしょう?
    駅員:まさか ほんとうに・・・
    駅員:うっ、
    駅員:こわいことを かんがえてしまった。

  5. 聞く 気づいた事

    駅員:そうそう、 くまだせんせいが
    駅員:さっき けっそうをかえて どこかへ
    駅員:ゆかれましたけど・・・
    駅員:また なんか あったんですか?

  6. 呼ぶ 辺りの人

    村人:キクさんが よみがえったのじゃ!
    村人:たたりじゃ、 あ、 あやしろけの
    村人:たたりじゃあ!
    村人:キクさんが やってくる!
    村人:キクさんが やってくる!
    村人:おそろしやー!

  7. 聞く 伝説

    村人:でんせつは ほんとう じゃった!
    村人:キクさんの はかは きっとからっぽじゃ!

    マイク:?! そんな ばかな・・・ でも
    マイク: むらびとたちは なにかを
    マイク:みたようだが・・・?

  8. 場所移動 神楽寺

    かぐらでら です。

    マイク:げんしんさん こんにちわ。

    玄信:えっ! お、 おう あんたか。
    玄信:ひさしぶりじゃのう。

  9. 開ける どこ?

    玄信:こ、 こらっ! なにをする。
    玄信:はかを あばくなどという。
    玄信:ばちあたりなことは ぜったいにならんぞ!

  10. 調べる どこ?

    玄信:よさんか!
    玄信:しらべたって もう ちのあとなど
    玄信:ついて・・・ し、 しまった!

    マイク:えっ? ちのあと? げんしんさん。
    マイク:いったい なんのはなしです?!

    玄信:!・・・・・・

  11. 聞く 気づいた事

    玄信:じつは・・・ このあいだ はかいしを
    玄信:しらべてみると・・・
    玄信:はかいしの うえのほうが どうも
    玄信:うごかされた ようなんじゃ。
    玄信:おまけに そこには ちの ようなものが
    玄信:ついとったんじゃ。
    玄信:ちょうど カンジさんとやらが
    玄信:ころされる すこしまえ じゃったし
    玄信:これいじょう さわぎになっても いかんと
    玄信:おもって だまっておったんじゃが・・・
    玄信:も、 もちろん わしは キクさんが
    玄信:よみがえったなどとは おもっとらんぞ。

  12. 聞く 気づいた事

    マイク:まだ なにか かくして いませんか?

    玄信:・・・・・・じつは、
    玄信:こんなものが おちとったんじゃ。

    それは ふるびた てかがみだった。
    てかがみのうらには きみょうな えが
    かかれていた。
    ちゅうおうに まんじのしるしが、 そして
    むかって みぎに うさぎ、 ひだりに とり、
    うえに ねずみ、 したには うまの えが
    それぞれ えがかれている。

    マイク:なんのことだろ これ?

    玄信:さあのう・・・
    玄信:どうぶつは それぞれ ほうがくを
    玄信:あらわしている ようじゃが・・・?

  13. 聞く 手鏡

    マイク:これは いったい・・・?

    玄信:ここから がけにつうじている
    玄信:さかの とちゅうに おちとったんじゃ
    玄信:よくみてみい。

    マイク:おや? あやしろけの かもんが ある。

    玄信:そうなんじゃ。 こんなものが おちてたと
    玄信:いったら むらびとたちが なにを
    玄信:いいだすやら・・・
    玄信:きのうも はかを あばいてみようという
    玄信:むらびとを しかりつけてやった
    玄信:ところなんじゃ。

    マイク:これ あずからせて もらって
    マイク:いいでしょうか?

    玄信:かまわんとも。
    玄信:たしか あんたは たんてい じゃったな。
    玄信:なにかの てがかりに なればよいが・・・
    玄信:みょうな かくしだてして すまんかったの。

  14. 場所移動 綾城家

    善蔵:おかえりなさいませ はまさま。
    善蔵:なにか わかりましたか?
    善蔵:! そそ それは!
    善蔵:そのてかがみは!!

    マイク:?!・・・・・・

  15. 聞く 手鏡

    善蔵:それは、 キ、 キクさまが
    善蔵:あいよう されていた てかがみで
    善蔵:あかねが た、 たしかに・・・
    善蔵:キクさまを まいそうするとき・・・
    善蔵:ひつぎのなかに いれたものです!
    善蔵:ま、 まちがい ありません!!

    マイク:?!・・・・・・

  16. 聞く 気づいた事

    善蔵:わ、 わたくし ゆうべは ごしょうちの
    善蔵:とおり はやく やすみました。
    善蔵:うとうとと しかけた そのときなんです!
    善蔵:げんかんのほうで ものおとが しまして
    善蔵:めがさめました。
    善蔵:あずささまかと おもって すぐに
    善蔵:でたのですが もう だれも・・・!

    しんじられない はなしだが
    このぜんぞうさんの おびえかたは
    ただごとじゃない・・・

  17. 場所移動

    マイク:とりあえず がけへ きてしまったけど・・・
    マイク:これから どうしようかな。
    マイク:なにか しらべることが
    マイク:あったはずだが・・・?

  18. 思い出す

    マイク:そうだ、 かずとのことを
    マイク:くわしく しらべようと おもってたんだ。
    マイク:とは いうものの・・・ だれもいないや。
    マイク:ゆきこさんに あって
    マイク:はなしを きければ いいのだが・・・

  19. 場所移動 天地の部屋

    あまちの マンション です。

    天地:やあ まいく くん。どうだい?
    天地:おまもりのことは わかったかい?

    マイク:いえ それが・・・ だれも
    マイク:しらないって いうんです。

    天地:そうか。 じゃあ きっと きみの
    天地:こじんてきなこと なんだろうね。
    天地:まだ きおくが かんぜんじゃないわけだ。
    天地:きみのきおくが もどることを
    天地:こころから いのってるよ。

  20. 聞く 自分の事

    天地:きみの きおくが すっかり もどれば
    天地:ぼくだって うれしいよ。
    天地:じけんも たいへんだろうけど じぶんの
    天地:ことを おろそかに しないようにね。
    天地:きみのきおくが もどることを
    天地:こころから いのってるよ。

  21. 聞く お守り

    天地:やはり きみは たしかに
    天地:おまもりと いっていたよ。
    天地:ききまちがい じゃないと おもうなあ。

  22. 聞く 気づいた事

    天地:じつは しごとの つごうで しばらく
    天地:るすに するんだ。

  23. 場所移動 綾城家

    あやしろけの いまです。

    善蔵:はまさま! ユリさまの
    善蔵:おさななじみの ごふじんがおみえです!

    婦人:はじめまして。
    婦人:おおにし かつこ ともうします。

  24. 聞く ユリの事

    婦人:ユリが こちらのいえを でてから
    婦人:まもなく 1まいの はがきを
    婦人:うけとりました。

    マイク:?!・・・・・・

  25. 聞く ユリの事

    婦人:はがきを もらった どうじ ユリは
    婦人:やつかちょうという まちに
    婦人:すんでいたようです。
    婦人:くろうも あったようですが
    婦人:かけおちした かたと
    婦人:しあわせに くらしていたようで
    婦人:わたくしも よろこんでいました。

  26. 聞く 葉書

    婦人:いま てもとに ございませんので
    婦人:ごじつ おとどけいたします。
    婦人:そのかわり これを おもちしました。

    ふじんは ふるびた しゃしんを さしだした。
    とても うつくしいじょせいが やさしく
    ほほえんでいる・・・

    婦人:とうじの ユリの しゃしんです。
    婦人:おもちください。

  27. 呼ぶ 善蔵

    善蔵:はい、 ごようでしょうか。

  28. 聞く ユリの事

    善蔵:はまさま! さっそく
    善蔵:やつかちょうに いってください。
    善蔵:てがかりが きっとございます!

    マイク:すぐに いってみなきゃ。
    マイク:・・・ でも なにかひとつ ようじを
    マイク:わすれているような・・・

  29. 思い出す

    マイク:そうだ。 ゆきこに あって
    マイク:かずとのことを ききたかったんだ・・・

  30. 場所移動 神楽寺

    かぐらでら です。

    玄信:おお、 あんたかね。
    玄信:これからは できるかぎり
    玄信:きょうりょくさせて もらうからの。

  31. 聞く キクの事

    玄信:キクさんは だんなが なくなってから
    玄信:いろいろと くろうなさったんじゃ。
    玄信:だんなが おかした あやまちを ひとりで
    玄信:せおって いきてきた ひとなんじゃよ。

  32. 聞く 和人の事

    玄信:かずとか・・・ たしかに ユリには
    玄信:かずとという おとうとがおった。
    玄信:いまは どこにおるのやら・・・

    マイク:やっぱり かずとのことは ゆきこさんに
    マイク:きくしか ないのかなあ・・・

  33. 聞く キクの事

    マイク:キクさんが かずとさんたち おやこを
    マイク:おいだして しまったそうですが。

    玄信:たしかにな・・・ じゃが キクさんは
    玄信:そのことを こころから くやんでおった。
    玄信:じぶんは どうかしておったとな・・・

  34. 聞く 和人の事

    玄信:あのおやこは、 キクさんをうらんどった
    玄信:かもしれん。
    玄信:むりもない はなしじゃが・・・

  35. 聞く ユリの事

    マイク:ユリさんと かずとさんは とても
    マイク:なかがよかったと きいていますが。

    玄信:そうじゃ。 ユリが おったら
    玄信:あのおやこが やしきをでることも
    玄信:なかったかもしれん。
    玄信:あのおやこが あやしろけを でたのは
    玄信:ユリが やしきをでた よくとしぐらいの
    玄信:ことじゃった。
    玄信:まだ 14,5のむすこをつれた
    玄信:あの ははおやは さぞ
    玄信:くろうしたことじゃろう・・・

  36. 聞く 綾城家

    マイク:かずとさんたち いがいに あやしろけに
    マイク:うらみを いだくようなひとに
    マイク:こころあたりは ありませんか?
    マイク:じさつした かぞくが いたそうですが・・・

    玄信:!・・・
    玄信:キクさんは もう じゅうぶんに だんなの
    玄信:つみほろぼしを したはずじゃ。
    玄信:まだ うらんどるものが おるとすれば・・・
    玄信:キクさんも うかばれん ことじゃのう・・・
    玄信:わしが しっていることは こんなもんじゃ。
    玄信:ちっとは やくに たちそうかの?

    マイク:ええ、 ありがとうございました。

  37. 場所移動 崖の上

    うなかみの がけのうえです。

    平吉:おや? また あんたか。 さては あの
    平吉:べっぴんさんに あおうと おもうてきたな。
    平吉:ざんねんじゃが きょうはまだ きとらんぞ。

  38. 聞く 気づいた事

    平吉:あの むすめさんに あいたいんじゃろ?
    平吉:かのじょのことで わしは いいことに
    平吉:きづいたんじゃぞ。

  39. 聞く 気づいた事

    平吉:それはのう・・・
    平吉:ひ・み・つじゃ! かっかっか!

  40. 調べる 辺り

    平吉:おらんと ゆーとるのに きっきっきっ!

  41. 呼ぶ 雪子

    マイク:ゆきこさーん!

    平吉:よべど さけべど かのじょは おらん。
    平吉:けっけっけっ!

  42. 呼ぶ 雪子

    マイク:ゆきこさーん!

    平吉:なかなか しぶとい おとこじゃのう。
    平吉:どりょくに めんじて わしのひみつを
    平吉:おしえてやる!
    平吉:と、 おもったら おおまちがいじゃ!
    平吉:うひょひょひょ!

  43. 呼ぶ 平吉

    マイク:おとこまえの へいきちさーん!

    平吉:おっ! なかなか しょうじきなやつ。
    平吉:しかたない おしえてやるか。
    平吉:あのむすめさんが ここへ くるのは
    平吉:だいたい 5じくらいじゃから そのころに
    平吉:くれば たぶん あえるぞ。

  44. 場所移動 綾城家

    あやしろけの いまです。

  45. 呼ぶ 婦人

    善蔵:はまさま。
    善蔵:ごふじんには ひがくれるまえに
    善蔵:おひきとり ねがったほうが・・・

    マイク:・・・・・・

  46. 聞く

    マイク:あっ! いま なんじでしょうか!

    善蔵:そろそろ 5じに なるころです。

  47. 場所移動 崖の上

    うなかみの がけのうえです。

    ゆきこが たっている。

    雪子:あら。 あなたは・・・

  48. 聞く 和人の事

    マイク:かずとさんのことで
    マイク:なにか しっていることが あれば、
    マイク:ぜひ はなしてください。

    雪子:そうね・・・このあいだ いったわね。
    雪子:かずとが ほうりつの べんきょうを
    雪子:するために いってしまったってこと。
    雪子:そのきっかけと なったのは あるひとから
    雪子:うけとった いっつうの
    雪子:てがみだったらしいわ。
    雪子:くわしくは はなさなかったけれど。
    雪子:そのてがみを よんだ かれは つよく
    雪子:ほうりつの むじゅんを かんじたと、
    雪子:いっていたわ。
    雪子:そして おかあさまが なくなられると
    雪子:かれは すぐに まちを でていったの。

  49. 聞く 気づいた事

    マイク:ほかには とくに ありませんか?

    雪子:そういえば・・・
    雪子:かずとは あやしろけのことを
    雪子:あまり はなしたがらなかったわ。
    雪子:わたし そろそろ いかなくっちゃ。
    雪子:きょうも かれに あえなかったけど・・・

  50. 場所移動 八束町

    やつかちょうです。

    みしらぬ おとこが たっています。

  51. 呼ぶ

    マイク:すみません。
    マイク:ちょっと おたずねしますが・・・

    男:すまない。 いま いそいでいるんだ。
    男:それに ぼくは このとちのものじゃ
    男:ないんだ、 しつれい。

    おとこは いってしまった。

  52. 呼ぶ 辺りの人

    人:はい? なにか・・・?

  53. 聞く 気づいた事

    人:ごめんなさい。 ひっこしてきて
    人:ひが あさいもので・・・
    人:だがしやの おばあちゃんなら
    人:このまちの たいていのことを
    人:しっているはずです。
    人:よんできて あげましょう。
    人:ちょっと まってて くださいね。

    年寄り:なんか ようですかいの。

  54. 聞く ユリの事

    マイク:あやしろ ユリ というひとを
    マイク:ごぞんじ ないでしょうか?

    年寄り:あやしろ ユリ? あやしろねえ。
    年寄り:なんか きいたこと あるような・・・
    年寄り:このとしになると わすれっぽくなって
    年寄り:いけませんわ。 それに
    年寄り:このまちも ずいぶん ようすが
    年寄り:かわりましてなあ。
    年寄り:むかしあった いえも ひとも ずいぶん
    年寄り:すくのう なっとりますからなあ。

  55. 聞く 気づいた事

    年寄り:さいきん よう ひとが たずねて
    年寄り:こられますわ。
    年寄り:みなさん おなじようなことを きいて
    年寄り:ゆかれますなあ。

    マイク:・・・というと ぼくのほかにも だれか?
    マイク:おばあちゃん、 それ どんなひとでした?

    年寄り:へえ、 へえ、 ことしで 80に
    年寄り:なります・・・ はい、 はい。

    マイク:だめだ こりゃ。

  56. 場所移動 空木事務所

    あゆみ:おかえりなさい。 まいく くん。
    あゆみ:なにか わかったの?
    あゆみ:わたしの ちょうさだけど、
    あゆみ:アキラと あっていたのは
    あゆみ:じろうじゃ なかったわ。
    あゆみ:でも 40さいまえで しんしふうの
    あゆみ:だんせいだった ということは
    あゆみ:まちがいない みたいよ。
    あゆみ:それから もうひとつ・・・
    あゆみ:いま、 あやしろしょうじの
    あゆみ:うんえいに おける ちゅうしんじんぶつは、
    あゆみ:そうだんやくの かんだ みたいよ。

    マイク:!・・・・・・

  57. 推理する

    かずとは あやしろけを うらんでいたのか?
    そして かずとに ほうりつかを めざす
    きっかけとなった てがみとは・・・

    あゆみ:まいく くん
    あゆみ:めんきょしょう かえしておくね。

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