探偵神宮寺三郎　危険な二人　会話集　前編

会話集

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１章

１章

熊野：おきたまえ、じんぐうじくん。

熊野：まったく、きみには　すっかり
熊野：だまされたな。
熊野：きみが　はんにんだったとは・・・・・・・・・・

神宮寺：・・・・・・・・・・
神宮寺：くまさん・・・・・・・・・・
神宮寺：とつぜん　なにを　いいだすんだ？
聞く　熊野　事件の事

熊野：うむ・・・・そのまえに　タバコでも
熊野：どうだ？　マルボロじゃなくて
熊野：わるいんだが・・・・・・・・・・

神宮寺：オレは　タバコを　うけとり　ひをつけた。
神宮寺：・・・・・・・・・・　わけがわからないな。

タバコを　ふかぶかと　すいこんだ。

神宮寺：・・・・・・・・・・　！
神宮寺：うっ・・・・・・・・・・
神宮寺：いきが・・・・・・でき・・・・・・・・・・な・・・・い！

熊野：ゆるせ・・・・・・・・・・
熊野：そのタバコには　くすりが　しこんで
熊野：ある。　あまり　くるしまずに
熊野：しねるそうだ。
熊野：きみが　さつじんはんとして　せけんの
熊野：めに　さらされるなど、わたしには
熊野：たえられそうに　ないのだ・・・・・・・・・・
熊野：さらばだ・・・・・・・・・・

神宮寺：そんな・・・・ば・・か・・・・な・・・・・・・・・・
神宮寺：く、くるし・・・・い・・・・・・・・・・
周り見る

神宮寺：ん？　だれか　いるのか？
神宮寺：・・・・・・・・・・
神宮寺：この　ききなれた　セカセカした
神宮寺：あしあとは・・・・・・・・・・
神宮寺：ようこくん！
呼ぶ　洋子

神宮寺：ようこくん！

洋子：えっ？
洋子：よびましたか？　せんせい・・・・・・・・・・
洋子：あっ！　ねぼけてるんだ・・・・・・・・・・
洋子：ほらほら　おきてください！
周り見る

洋子：また　よっぱらって　じむしょで
洋子：ねてしまったんですね？
洋子：ああ、おさけくさい！
洋子：いま　コーヒーを　いれますから
洋子：あたまを　すっきり　させてくださいね。
タバコ吸う

オレは　タバコに　ひをつけた。

神宮寺：うっ・・・・・・・・・・
神宮寺：まったく　なんて　ゆめだったんだ・・・・。
神宮寺：ん？
神宮寺：きょうは　ひちようびで　ようこくんは
神宮寺：やすみの　はずだが・・・・・・・・・・
神宮寺：なにか　あったかな？

洋子：きぶんは？　せんせい。
聞く　洋子　洋子の事

洋子：まさか・・・・・・・・・・
洋子：わたしとの　やくそく　わすれて
洋子：しまったとか！
タバコ吸う

オレは　タバコに　ひをつけた。

神宮寺：うっ・・・・・・・・・・
神宮寺：そうだった！　きょうは　ようこくんの
神宮寺：ゆうじんの　おかざき　きょうこが
神宮寺：スズカの　バイクの　レースに　しょうたい
神宮寺：してくれたんだった。
神宮寺：きょうこの　だんなの　おかざき　しんじが
神宮寺：レースに　でるんだったな。

洋子：おもいだしましたか？
洋子：それじゃ　わたしは　くるまのところで
洋子：まってますから　はやくきてくださいね。
場所移動　外に出る

神宮寺：オレは　みじたくを　ととのえ
神宮寺：ようこくん　ごじまんの　きいろいワーゲン
神宮寺：の　ところへ　むかった。

神宮寺：うっ・・・・・・・・・・
神宮寺：かんぜんな　ふつかよいだ。
神宮寺：くるまの　うんてんは　ようこくんに
神宮寺：まかせて　オレは　ゆっくりと
神宮寺：ねむらせてもらおう。
神宮寺：しかし・・・・・・・・・・
神宮寺：カーコンポから　ヘビーメタルが
神宮寺：だいおんりょうで　はきだされた。

洋子：ねむろうなんて・・・・・・あまい　あまい。

神宮寺：なかなか　いじわるだ。
神宮寺：まだ　おこっているらしい。
神宮寺：ふ・・・・。　タバコでも　すおうか・・・・。

洋子：まえにも　いったと　おもいますけど、
洋子：この　くるまのなかは　きんえんです。

神宮寺：・・・・・・・・・・
神宮寺：ながいドライブのすえ、やっと
神宮寺：サーキットに　ついた。

洋子：ここは　おかざきさんが　しょぞくする
洋子：レーシングチーム、ＣＣＲの
洋子：ピットです。
洋子：ふつうは　はいれないけど
洋子：とくべつに　きょうこが　はなしをつけて
洋子：くれたんですよ。
洋子：わたしは　ちょっと　きょうこを
洋子：さがしに　いってきますね。
聞く　辺りの人　岡崎の事

辺りの人：んー、そのへんに・・・・・・・・・・
辺りの人：あっ、いたよ。
辺りの人：おーい、おかざきー、おきゃくだぞー！

岡崎：はい？　あなたは・・・・・・・・・・
岡崎：ああ、ようこさんの・・・・・・・・・・
聞く　岡崎　洋子の事

岡崎：なつかしいな。　ようこさんは　まえに
岡崎：ぼくの　ともだちと　つきあって
岡崎：いたんですよね。

神宮寺：・・・・・・・・・・

岡崎：あっ、しらなかったんですね。
岡崎：よけいなことを・・・・・・・・・・すいません。
聞く　岡崎　京子の事

岡崎：うーん。　くる、とは　いってたけど、
岡崎：いままで　いちどだって　ぼくのレースを
岡崎：みにきたことなんて　ないんですよ。
岡崎：あの、すいませんけど　ぼくは　これで
岡崎：しつれいしますね。　もうすぐ
岡崎：スタートなので。
周り見る

神宮寺：ようこくんが　もどってきた。
神宮寺：オレは　おかざきから　きいた　きょうこの
神宮寺：はなしをした。

洋子：そうですか・・・・・・・・・・
洋子：でも　きょうは　ぜったいに　くる、と
洋子：いっていたんですけどね。
洋子：きっと　もうすぐ　きますよ。
洋子：あっ、レースが　はじまったみたい・・・・。
洋子：コースのほうへ　いきませんか？
場所移動　コース

洋子：さ、いきましょ！

神宮寺：１じ３０ぷん、レースは　スタートした。
周り見る

神宮寺：うーむ。　みんな　おなじに　みえる。
神宮寺：おかざきは　どのあたりを　はしって
神宮寺：いるのだろう。
聞く　洋子　岡崎の事

洋子：ざんねんながら　いまのところ
洋子：いちばん　うしろを　はしっています。
周り見る

神宮寺：ん？　おかざきが　はしっていないような
神宮寺：きがするが・・・・・・・・・・
神宮寺：みおとしたかな。
聞く　洋子　岡崎の事

洋子：せんせいも　きがつきましたか？
洋子：たしかに　おかざきさんが
洋子：もどってきませんね。
洋子：！？　もしかして・・・・・・・・・・
洋子：じこ！
場所移動　CCRピット

神宮寺：・・・・・・・・・・

辺りの人：あ！　うちの　かんとくの　ほそださんが
辺りの人：さがしてたよ。
呼ぶ　細田

細田：ああ、ここに　いたのか・・・・・・・・・・
細田：あんた　たんていだそうだが
細田：わたしと　いっしょに　びょういんへ
細田：いってくれないか？
細田：この　ちかくの　みずのいいんだ。
細田：めんどうなことに　なりそうなんだ。
場所移動　水野医院

洋子：せんせい、わたし　ここに　のこります。
洋子：もしかしたら　きょうこが
洋子：くるかもしれないから・・・・・・・・・・

神宮寺：うむ。　それもそうだな。
神宮寺：オレは　ようこくんを　のこし、ほそだと
神宮寺：ともに　みずのいいんへ　むかった。

洋子：・・・・・・・・・・
洋子：こんなときに　どこにいるのかしら・・・・。
洋子：きょうこ・・・・・・・・・・
聞く　辺りの人　気づいた事

辺りの人：あのさ、オレ、レースの　はじまる
辺りの人：すこしまえに　ホテルに　もどったんだ。
辺りの人：そのとき、きょうこさんみたいな　ひとが
辺りの人：いたんだよね。
辺りの人：いや・・・・・・べつじんだったかもね。
辺りの人：うーん。　じしんは　ないけどさ。
辺りの人：オレ、きょうこさんて　あんまり
辺りの人：しらないからなあ。　　うん。
聞く　辺りの人　ホテルの事

辺りの人：ホテル、スズカ　インだよ。
辺りの人：ここから　くるまで　すこしだな。
場所移動　鈴鹿イン

洋子：きょうこ・・・・・・・・・・
洋子：いてくれると　いいんだけど・・・・。

洋子：ここが　スズカ　インね。
聞く　フロント　京子の事

フロント：おかざき　しんじさまの　おくさまの、
フロント：ですか？
フロント：・・・・・・・・・・
フロント：ごぜん　１０じごろ
フロント：みえられたのですが・・・・・・・・・・
呼ぶ　京子

フロント：しょうしょう　おまちください・・・・。
周り見る

洋子：いったい　なにが　あったというの・・・・。
洋子：あら？
洋子：あの　おじさん・・・・・・・・・・
洋子：さっきから　わたしのことを　みている。
洋子：！？　こっちに　くるわ！

男：あんただな、おかざき　きょうこを
男：よんでいる、というのは。
脅す　男

男：すまんすまん。
男：あんたが　なにものかと　おもってな。
男：かんさつさせて　もらったよ。
聞く　男　あなたの事

石橋：わたしは　けいさつの　いしばしだ。
石橋：４０３ごうしつへ、きなさい。
場所移動　４０３

洋子：きょうこ・・・・・・・・・・

石橋：おかざき　きょうこに
石橋：まちがいないな？

洋子：・・・・・・・・・・
洋子：きょうこ・・・・・・・・・・
洋子：きょうこ！
聞く　石橋　京子の事

石橋：ピストルで　うたれている。
石橋：そくし、だろうな。
石橋：ころされたのは　２じをすぎてからだ。
石橋：２じに　フロントに　でんわしている。
石橋：はっけんは　２じ３０ぷんだ。
場所移動　外に出る

石橋：まってくれ！
石橋：あんた　やまもとって　しってるか？
聞く　石橋　山本の事

石橋：この　おんな・・・・・・・・・・
石橋：いや、しつれい・・・・、きょうこさんは
石橋：やまもと　という　おとこを
石橋：まっていたらしいのだ。
石橋：なんども　フロントに
石橋：といあわせている。
場所移動　外に出る

石橋：まってくれ！
石橋：あんたの　なまえと　じゅうしょを
石橋：おしえてくれないか？
石橋：ふむ・・・・・・ふむ。
石橋：よし、いっていいぞ。
石橋：きを　しっかり　もつんだぞ。

洋子：せんせい・・・・・・・・・・
洋子：きょうこが・・・・・・・・・・

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